
日本橋高島屋で開催中の北欧のあかり展へ。
とにかくたくさんの、北欧を中心とした照明器具が実際に見られる。会場構成も解説も大変わかりやすく、あかりのヒュッゲ(Hygge:デンマーク語で「居心地のいい空間」や「楽しい時間」を意味する言葉)を体験できた。

あかりの極意が記されたパネル。「ペンダントライトと机上の間は60センチ前後」。日本ではなかなか馴染みがなく、設計で提案すると結構びっくりされるが、慣れると結構いいと言われる。(ちなみにパネルを照らすランプも名作AJウォール)

リビングやダイニングを設えたコーナー照明もいくつかあり、その中には、灯りが調光でゆっくり点いて、また消えて、、、と明るさを体験できるようになっているコーナーもある。

写真は1925年のパリ万博のために作られたその名も「パリランプ」、丁度、100年前ですね。
ここから改良を重ねて、普及の名作(PH5など)が生まれたそうで、記念的ランプ。実際見ると大きさもさることながら、存在感に惹きつけられた。(照明器具の写真は難しいですね、、)

60年、70年前のデザインから、最近のものまで、ヒュッゲな灯りが並ぶ。光源をどう処理するか(眩しさを抑えるか)、どのように反射させるか、というのが照明器具デザインテーマの1つになるが、いくつかは、それを断面模型で表現されており、わかりやすく面白い。

「夜は昼にならない」〜あかりを追求し続けたポール・ヘニングセンの言葉。
北欧は季節によって長い昼(夏)と長い夜(冬)があるため、光に対する感覚が鋭く、学ぶことが多いと感じた。
(3/24まで開催、大阪にも巡回するようです)
北欧のあかり展
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