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建築と不動産のあいだ、を考える/特別公開講座


先月、家づくり学校主催で特別公開講座を行いました。講師は創造系不動産を主催し、『建築と不動産のあいだ』の著者、高橋寿太郎さんでした。現在は大学での教鞭もとっておられる異才の方。

土地がないと家は建たない、なのに(建築をものづくりと捉えたとき)建築と不動産のあいだには隔たりが実は、あります。簡単に言うと、土地を商品として捉えるか、街づくりやものづくりの下地(あるいはキャンパス)と捉えるか、、、。土地を商品と考える不動産屋さん(多くはそうでしょう)にとって、その上に建つ家は付属物に近い。そういった不動産屋さんと土地を探すと、、土地を探して、理想の家を建てたいという建主さんの場合、ギャップが大きい、、というのが実態です。(このギャップは資金計画に現れてくるのですが。)創造系不動産のように、ものづくりの視点で経営する不動産屋さんも少しずつ増えています。ここ2〜3年、世の中の様々な側面で、たくさんの矛盾が浮き彫りになってきたと思います。矛盾があるなあ、、、と誰もが感じていても、世の中が動き出すのには時間がかかるものだな、と最近特に実感しています。そういった意味でも、世の中に風穴を開けていこう!という勢いを持って活動されていることに関心しアトリエ事務所で建築設計を生業としている我々としては、心強いお話でした。 参加された60人の方も、話題盛りだくさんのパワフルな講義で、刺激があったのではないでしょうか。



会場だったは、アーツ千代田3331 は、小学校を改修した、アートセンターです。写真は寄せ木の床と間仕切り壁を取り払ったコンクリート部分を上から撮ったもの。ナラの無垢材が良い味わいになっていました。

来年から、設備の老朽化を改修するなど、長く使うための、大々的な改修が予定されているそうです。 お知らせ

9/11(日)「建築家と作る家@中古住宅/選び方からリノベまで」

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