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建築と不動産のあいだ、を考える/特別公開講座

  • 執筆者の写真: ikuyo ono
    ikuyo ono
  • 2022年9月8日
  • 読了時間: 2分

先月、家づくり学校主催で特別公開講座を行いました。講師は創造系不動産を主催し、『建築と不動産のあいだ』の著者、高橋寿太郎さんでした。現在は大学での教鞭もとっておられる異才の方。

土地がないと家は建たない、なのに(建築をものづくりと捉えたとき)建築と不動産のあいだには隔たりが実は、あります。簡単に言うと、土地を商品として捉えるか、街づくりやものづくりの下地(あるいはキャンパス)と捉えるか、、、。土地を商品と考える不動産屋さん(多くはそうでしょう)にとって、その上に建つ家は付属物に近い。そういった不動産屋さんと土地を探すと、、土地を探して、理想の家を建てたいという建主さんの場合、ギャップが大きい、、というのが実態です。(このギャップは資金計画に現れてくるのですが。)創造系不動産のように、ものづくりの視点で経営する不動産屋さんも少しずつ増えています。ここ2〜3年、世の中の様々な側面で、たくさんの矛盾が浮き彫りになってきたと思います。矛盾があるなあ、、、と誰もが感じていても、世の中が動き出すのには時間がかかるものだな、と最近特に実感しています。そういった意味でも、世の中に風穴を開けていこう!という勢いを持って活動されていることに関心しアトリエ事務所で建築設計を生業としている我々としては、心強いお話でした。 参加された60人の方も、話題盛りだくさんのパワフルな講義で、刺激があったのではないでしょうか。



会場だったは、アーツ千代田3331 は、小学校を改修した、アートセンターです。写真は寄せ木の床と間仕切り壁を取り払ったコンクリート部分を上から撮ったもの。ナラの無垢材が良い味わいになっていました。

来年から、設備の老朽化を改修するなど、長く使うための、大々的な改修が予定されているそうです。 お知らせ

9/11(日)「建築家と作る家@中古住宅/選び方からリノベまで」

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小野 育代 | Ikuyo  ONO

一級建築士

1972

東京生まれ 兵庫県育ち

1992

島根県松江北高校卒業

1996

横浜国立大学建設学科建築学コース卒業

1996

ハル建築研究所に4年間勤務。
老人福祉施設・集合住宅の企画設計に携わる。

2006

小野育代建築設計事務所 設立

2014

NPO法人 家づくりの会

2018
​東京モード学園非常勤講師


 

小野育代・小野育代建築設計事務所・建築家

小野 雅之|Masayuki  ONO

一級建築士 一級建築施工管理技士

1969

愛知県生まれ

1988

愛知県立岡崎北高等学校卒業

1993

横浜国立大学建設学科建築学コース卒業

1993

プラントメーカーに17年間勤務。
ごみ焼却リサイクル施設、発電所、機械工場の新築や改修の設計・現場管理に携わる。

2010

小野育代建築設計事務所に参画し、

建物調査・改修計画・設計監理などを実施。

2012

公社)日本木材保存協会 木材劣化診断士

2014
一社)住宅医協会 公認住宅医 

2015

​川崎市木造住宅耐震診断士

小野雅之・小野育代建築設計事務所

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