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暗闇にキラ



今年は風を起こすものが大活躍。写真の団扇は、江戸から紙(襖紙などに使う紙)を扱うショールームで購入したもの。涼しげな水色に白の桐の花、柄の朱色と細さも気に入っています。この模様は雲母摺(きらずり)という版画の手法で、白の顔料に雲母(うんも)という光る鉱物を砕いたものが入っています。なので、光の加減でこの模様がキラキラ光るのがわかります。昨日たまたま薄暗い場所でこの団扇で仰いでいたところ、、、お!、わずかな灯りを反射していて浮かび上がる桐の花に気がつきました、江戸時代なら蝋燭などのわずかな灯りの中で、襖に刷られた花模様が浮かび上がるはず、、、。室内の壁や建具に、時間の変化(光の変化)を感じる素材を使うと深みが出ます。こういう粋な文化が育つのは、ゆったりした時間の流れる平和な時代、、ですね。







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