工事の完成後、通常、1年目点検というのを行う。一品の家づくりでは、あまり既製品は使わないので、暮らしてから、ちょっとした不具合が起きる。たとえば寒暖差や湿度の上下で、自然素材は微妙に伸縮する。すると特に建具などは、季節によって開閉がしづらいこともある。そういう現象も、大体1年経つと、原因が分かり調整がしやすくなるので、緊急でなければ、1年暮らして様子を見てもらい、まとめて補修を行なっている。
先月は、木箱(bako)の家を訪問。1年目点検後、なんだかんだと皆さんのスケジュールが合わずに補修工事は2年目になってしまったが、土曜の朝からお邪魔した。
目に飛び込んできたのは、かわいいウサギ。上のIちゃん作で、前回お邪魔した際は、奥の牛さんだけだった。絵が飾ってあったり、楽しげな壁面。
こちらは職人さんの作業と道具を興味津々に眺める、下のOくん。
玄関正面のラワン合板でできた壁の「吊るす」収納。裏側にキッチンがあるが、そちら側をちょこっと補修中。 ラワンが経年変化でとても落ち着いた感じになってきた。
建主さんが関わった「キッチンラボ」という本の撮影場所に、木箱の家のキッチンを使って下さった。よく見ると先生のお写真の背景に、ラワン合板の収納が見える。お料理を化学の視点で作る、お子さん向けの料理本で、小学校の図書館にも置いてあるそうだ。
チラッと拝見したが、大人でも面白そうな内容だった。(卵をストッキングに入れて、回転、、、の、背景にラワンの建具が見えている^^)
建主さんと工務店さんも一緒に近況など報告し合いながら、半日で補修は完了した。皆さんお疲れ様でした。
1年目点検と補修など、、
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