二条城_アンゼルム・キーファー展
- ikuyo ono
- 11 分前
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京都、二条城で開催されている「ソラリス:アンゼルム・キーファー」へ。展示会場である二の丸御殿台所・御清所と城内背景に、鉛で出来た作品「ラー」を撮影。足元には蛇がトグロを巻いている、、、

砂利を敷いた入口、迫力の牛梁の向こうに、いきなり大きな作品が。叫んでいる何か、が飛び出してきそうで恐ろしいような、深く迫力の作品だった。(実際はかなり凹凸のある作品)


古建築の明るさ(暗さ)が作品と合っている。金を使った作品は、二条城にある襖絵も然り、日本画に通じるものがあると言われているが、こうして実際にこの場で拝見すると作品から金が浮かび上がってくるのを体験できる。まさに谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」の世界だった。

障子の明かり越しに見る作品。

和室に現れた麦畑、、、圧倒される空間。麦にも金があしらわれている。

抑圧された中世の女性像、どの作品も重いテーマだが美しく、心を揺さぶられる。
作品の奥にある開口部、庭の松がフレーミングされて、、手入れも美しい松の木も、芸術作品のようだなあ、と思った。
〜6/22まで
二条城_アンゼルム・キーファー展(ソラリス:アンゼルム・キーファー)
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