井上有一の書とグラフィック展 松濤美術館
- ikuyo ono

- 2 日前
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久しぶりに渋谷区の松濤美術館へ、「井上有一の書と戦後グラフィックデザイン」展を見に行きました。
戦後、欧米に追いつけ、といった風潮がデザイン界にもあり、モダンな幾何学とアルファベットを用いたデザインが主流だったところから、60年代〜70年代には日本の文字をデザインする(タイポグラフィ)ようになり、さらにはもっと土着的なデザインへ目が向けられ始め、バブル期の80年代に井上有一という書家の字を使って、広告以上の思いを伝える優れたデザインが生み出された、、、講演会にも参加できたので、ざっとした系譜を知ることができました。
そう考えると、白井晟一設計の石貼りと曲線、水のゆらめき、、といった重厚な建築での開催は、井上有一の書とピッタリだと思いました。


地下1階の回廊。中庭は丸く池で噴水がある。照明で水の揺らぎが天井に映っていた。

こちらは2階の回廊。落ち着いた絨毯磁気の床。
住宅街にある美術館なので、広さも小ぶりだが、ふらっと訪れるにも丁度良い広さで、じっくり鑑賞できました。
(展覧会は11/3まで)
井上有一の書とグラフィック展 松濤美術館


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