マリーナ・タバサム・アーキテクツ展
- ikuyo ono

- 11 分前
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TOTOギャラリー・間で開催中の「マリーナ・タバサム・アーキテクツ展/Plece Peaple Poiesis」へ。マリーナ・タバサムはバングラディッシュの建築家です。建築作品もさることながら、バングラディッシュという国についても知ることができる興味深い展示でした。

ギャラリーのテラスには、バングラディッシュから運ばれてきた可動式の住宅「クディ・バリ(小さな家)」の実物が。バングラディッシュにはヒマラヤから流れる水が海に流れ出るため多くの砂州があり、洪水で国土の1/3が水没することもあるそうで、クディ・バリはそういった災害で家を失なってしまった人々のためのシェルターです。写真右は、今回の展覧会のため、日本の材料で作られた和製クディ・バリ。中央にはバングラディッシュの河川を表す地図。

構造体である竹を専用の金物で繋ぎ、2階の床は板、屋根は鋼板でできている。シェルターとはいえ、シンプルで可愛らしい建築。

下から内部を覗いてみたところ。壁は風通し良く竹を透かしてありました。

農村部の生活を紹介するために展示された農機具など。
2階には主に首都ダッカでの活動の紹介で、美しいレンガづくりの建築や、独立記念博物館など見応えある内容で、とても刺激になりました。


マリーナ・タバサム・アーキテクツ展
(会期は来年の2月15日まで)



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