本が出版されました_最高の外構をデザインする方法
- ikuyo ono

- 8月7日
- 読了時間: 3分

「最高の外構をデザインする方法」の増補改訂版が出版された。所属する家づくりの会が16年前にモノクロで出版した本だがカラー版を経て、今回は増補改訂版として、当事務所からも1事例、加えていただいた。外回りと家のしつらえは切り離して考えられがちだが、外と中の関係性をどう豊かにしていくか、、、そういったことを軸にテーマ別に紹介している。プロ向けの本ですが、一般の方も楽しめる本だと思います。

早速、事例を掲載した建主さんへ本をお持ちした。書籍の写真は時間的に間に合わず、竣工当初のものになったが、今は上の写真のように、ツタや地被植物が増えて、より自然な感じに。ツタなどは増えすぎると大変なので、気がついた時にちょこちょこカットしてバランスを取っているとのこと。木製の枕木を使った門柱も経年変化で味わいが出てきた。一昔前は枕木といえば、使い古された味の出た中古品が安く手に入る、、と使われていたが、最近はそういった入手先も少なくなった。フェイクの枕木も売られているが、あえて木製にこだわり、真新しい枕木にダークブラウンの塗装を掛けた。
植物は成長したり枯れたりと、、どんどん変化するが、やはりはじめに一旦計画的に植えて、それを下地に変化に合わせてちょこちょこ変えていくのが良いと思います。
書籍紹介(出版社:エクスナレッジ紹介文を引用)
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住まいの魅力は外構で決まる!
設計のプロが教える、本格的な外構設計の決定版。
家と街、人と自然を心地よくつなぐ——。
そんな外構の力を引き出す設計ノウハウを、豊富な図面・写真とともに丁寧に解説した1冊です。
本書には、40年以上の活動実績を誇るNPO法人「家づくりの会」の建築家たちによる、遊び心と美意識に満ちた外構事例を150点以上収録。眺めて楽しく、読んで深く学べる構成です。
増補改訂版では、第1章「住宅の外構を考える視点」を全面リニューアル。第2・3章にも最新の実例を追加し、より実践的で現代的な内容にアップデートしました。
設計・デザインに携わる建築関係者にはもちろん、これから家づくりに取り組むご家族にもぜひ手にとっていただきたい1冊です。
目次
第1章 住宅の外構を考える視点
思いを超える豊かな外構デザインを
これからの住宅を考える―外構デザインの可能性
第2章 キーワードで学ぶ外構デザイン
ひらく 手法1 道路と外構を1つの領域として
とじる・かこう 手法2 閉じない囲い方の作法
よせる 手法3 建物と外構を一体化する
ひろい 敷地条件1 広い敷地でのアプローチ計画
せまい 敷地条件2 内でも外でもない空間をデザイン
たかい・ひくい 敷地条件3 高低差が生み出す魅力
へんけい 敷地条件4 不定形を長所に変える
第3章 いますぐ使える部位別デザイン集
アプローチと玄関廻り
境界のしつらえ
生活空間の拡張
サービスと設備廻り
駐車・駐輪スペース
本が出版されました_最高の外構をデザインする方法



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